2023年3月3日(金)~2023年3月12日(日)
劇団俳小公演
マギーの博物館
原作:シェルドン・カリー
脚色:ウェンディ・リル
翻訳:吉原豊司
演出:菊池准(演劇企画JOKO)
後援:カナダ大使館
豊島区観光協会
社会福祉法人豊島区民社会福祉協議会
覚えていてもらうってのは大事な事―――労働組合による戦い、経済的貧困、残された人の哀愁、故郷への想い……苦しい中でも、矜持を失わず明るく生きる「マギーの物語」。バグパイプの調べとともにあの時へと誘う、追憶の劇
1947年、カナダの貧しい海辺の炭鉱の町で暮らすマギー・マクニール。「洟ッ垂れ」と渾名で呼ばれ、あまり男にもモテない小柄なマギーだが、明るく気丈で、ある日、戦争から帰ってきたばかりの、スコットランドからの移民で元炭鉱夫ニールに出会う。やはりマギーの一家も過去に貧困を逃れてスコットランドからやってきた移民で、この町でも貧困は変わらず、男達には危険な炭鉱の仕事しかなかった。マギーは父と兄を炭鉱の落盤事故で失い、生きる気力を失っている母キャサリンと長年の探鉱作業で塵肺を患うじっちゃん、強い労働組合を目指す弟のイーアンの3人と、掘っ立て小屋の様な家で暮らしている。バグパイプを吹き、祖国の言葉ケルト語を愛する心優しいニールの訪問により、マギーの一家は活気を取り戻していく。やがて惹かれ合うマギーとニールは、海が見渡せる小高い丘に新たに家を建てる事を誓い合う。しかし社会はより不景気になり、炭鉱は操業短縮となり、一家は益々経済的に疲弊していく……。
■出演
小池のぞみ 加賀谷崇文(劇団昴) 大川原直太 荒井晃恵 大久保卓洋
■スタッフ
原作:シェルドン・カリー 脚本:ウェンディ・リル 翻訳:吉原豊司
演出:菊池准(演劇企画JOKO) 舞台美術:伊達一成
照明:増子顕一(ステージ・ライティング・スタッフ)
音響:藤平美保子(山北舞台音響) 衣裳:イカラシヒロコ
アクション:大川原直太 演出助手:井上昇
舞台監督:保坂康幸 宣伝美術:竹田恒司(kalopsia design)
制作:駒形亘昭 主催:株式会社劇団俳小
■会場
サンモールスタジオ
〒160-0022 東京都新宿区新宿1-19-10 サンモール第3M B1
TEL:03-5367-5622(事務所)※平日11時~18時
TEL:03-3350-0335(劇場ロビー)※公演期間中のみ
東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅徒歩3分
※駐車スペースはございませんので、ご来場の際は公共交通機関をご利用下さい。